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つくつくほうしが鳴いていた。

よくみるとすぐ側の樹。手を伸ばせば届きそうなところ。
だったから、手を伸ばして獲った。
もちろん、潰したりしないで、生け捕り。

手の中で「ジージー」鳴いていたけど、そのまま、家に持って帰って、マグロに見せる。
マグロ、とたんに目の色が変わる。
部家の中にセミを離してやると、必死におっかけまわしている。
セミもセミで、マグロの手の届かないところに止まればいいのに、どういうわけか、マグロがジャンプすればなんとかなるところにわざわざとまり、マグロが猫パンチを繰り出す。
そして、セミは逃げる。このくり返し。マグロ久しぶりに生き生きしている。

やっぱりそういう動物なんだなあと改めて感心。

そして、ついにセミを捕獲。

猫って獲ったセミをどうするのか、食べるのか、と観察していたら、手の先で転がしてるだけでそれ以上のことはしない。
どういう本能なのか。
いたぶっているわけでもなくて、顔を近づけてにおいを嗅いだり、また転がしたりしている。

それをまた顔を近づけて一時間くらい見ていた私。

たまたま今日、休みだったガールフレンドが帰ってきて「なにしてんの? つくつくほうしは絶対数が少ないんだからかわいそうでしょう」と言って逃がしてしまった。

マグロの残念そうな顔。

つくつくほうしだからダメだったのか、アブラゼミならよかったのか。
ちょっとまだ暑い間にアブラゼミをマグロのために捕ってこようかなと思った。


でも、まだ、この歳になっても、素手でつくつくほうしを「えい!」って捕まえられる私はすごいな、とちょっと自画自賛した。

久々にマグロくんまわりのお話でした。
忘れないうちに書いておく
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